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シンガポールの会社における「マネージングディレクター」について

シンガポールの会社における「マネージングディレクター」は、

日本における「代表取締役」とは大きく異なります。

その違いと、役目について見ていきましょう。

 

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マネージングディレクターとは

シンガポールの会社における「マネージングディレクター」は、

定款上の役職ですので、

日本の「代表取締役」のように会社を代表する権限を持ちません。

 

日本の代表取締役は、

日本の会社法上に認められた「執行機関」として業務遂行しますが、

シンガポールのマネージングディレクターは、設置も選任も任意です。

 

シンガポールのマネージングディレクターの権限は、

定款で定められた、もしくは取締役会で委譲された範囲内のみで

行使されるのです。

 

日本の代表取締役は、会社の代表でもありますので、

取締役会で決定される一定の事項以外のすべてに対する

責任と決定権を有するのとは、大きく異なります。

 

マネージングディレクターの存在理由

代表権も持たず、会社に対する決議権も持たない

「マネージングディレクター」が、

なぜシンガポールの企業には置かれる場合が多いのでしょうか。

 

シンガポールのマネージングディレクターは、代表権は所有しませんが、

実務を行う際の「業務執行取締役」としての権利を有する役職です。

この際の「業務」とは、定款に定められるものに限定されますが、

「責任」と「実行」を分割させることで、

より利権が集中しない企業のあり方が実現できると

シンガポールの会社法では考えているのです。

 

「コモンロー」の考え方を持つイギリスの方の影響を多分に受けた

インドやシンガポールでは、「マネージングディレクター」という役職は

ごく一般的な概念として受け入れられています。

ですが、日本やフランスなど、まず法律ありきの考え方では、

代表権を有しない実行者という概念をなかなか理解できません。

 

そのため、シンガポールのマネージングディレクターが

会社を代表する権利を持っていると頭から思いこんだ行動を、

日本の企業側がとってしまうことで、

シンガポール会社法に反する行動を取り、

トラブルに巻き込まれることが非常に多くあるのです。

 

ビジネスにおけるトラブルを避ける方法

シンガポールのマネージングディレクターは

「代表取締役」と訳するのではなく、「業務執行取締役」と訳する方が

より内実を示していますので、

「マネージングディレクター」=「代表権を持たない」ということを

よく理解しておく必要があります。

 

シンガポールでは契約や取引開始に関して、

「取締役会」の決議が必要だということも忘れてはいけません。

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