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シンガポールの会社において、精算手続きを行う場合

シンガポールの会社において、精算手続きを行う場合、

裁判所の決定に基づいて行う「強制清算」と、

裁判所の決定とは無関係な「任意清算」があります。

これらの精算手続きについて見ていきましょう。

 

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シンガポールの会社の精算手続きとは

「精算手続き」とは、

倒産などにより会社を清算するときに行われる手続きですが、

倒産しなくても、会社という組織を単に解散する場合にも

行われる手続きです。

会社が支払い不能に陥ってなくても、

シンガポールから撤退するときにも「精算手続き」が行われます。

 

シンガポールの会社の任意清算

シンガポールの裁判所の決定とは関係なく行われる「任意清算」は、

定款に規定された終了する事由に該当する出来事が起こった場合

もしくは株主総会の普通決議で決定された場合

もしくは株主総会の特別決議で決定された場合に行われます。

 

任意清算をさらに二つに分類すると、

「株主任意清算」と「会社債権者任意清算」に分けることができます。

取締役会が株主総会の通知より先に、

精算手続き開始から12カ月以内に全ての債務を完済できることを

示した場合には、会社法293条により「株主任意清算」となり、

取締役会が債務完済についての意見を申告しない場合には

同じく会社法293条により「会社債権者任意清算」となります。

 

シンガポールでの会社債権者任意清算の場合には、

会社の支払い能力を確かめる必要が生じますので、

精算手続きには会社債権者が関わることが認められています。

ですから、この会社債権者任意清算を行う場合には、

まず「会社債権者集会」を開催することが往々にしてあります。

 

「会社債権者集会」では精算人を指名し、

この指名された精算人が株主総会で指名される精算人と異なる場合には

会社債権者集会で指名された精算人が優先されます。

 

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シンガポールの会社の強制精算

裁判所の決定により開始される強制清算は、

会社自身もしくは会社債権者、精算人、更生管財人等、

一定の立場にある者のみの申し立てにより開始することができます。

シンガポール会社法253条に記されている者が申し立てをすることで、

裁判所により「強制清算」の命令が下されます。

 

申し立てる状況は、主に以下の理由が発生した時です。

・株主総会の特別決議で強制清算を行うことが決定した時

・債務不履行がある場合

・会社が1年以上業務を行っていない場合

・株主がいなくなった場合

・会社が支払い不能であることが明白になった場合

・取締役会が自己の利益のために行動していると思われる場合

・会計検査官が会社の清算を示唆した場合

・法令に反する行為を行っていることが判明した場合

 

シンガポールから会社を撤退する場合や、会社の業務を終了する場合、

また裁判所から精算命令を下された場合、

精算手続きを履行していかなくてはなりません。

では「精算手続き」を開始すると、どのような事態が生じるのでしょうか。

精算手続き開始後について、見ていきましょう。

 

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精算手続き開始

精査案手続きが開始されると、

会社の管理や処分する権利は「精算人」が一括して所有することになります。

精算人は、事業の終了と会社資産の換価、会社債権者への配当の分配、

また残余が生じた場合はその残余分を株主に分配します。

精算人は、精算業務を開始する前に流出した会社の財産を取り戻すために、

いくつかの特別な権利を与えられています。

精算人に与えられている特別な権利について見ていきましょう。

 

未執行手続きの否認

会社法260条と334条で定められている通り、

精算手続きを開始する前において

執行が完了していない生産会社に対する強制執行を行った場合、

もしくは差し押さえ手続きを行った場合は、

原則的にそれらの行為は無効になります。

 

偏頗行為の否認

会社法329条と破産法99条により、

精算手続き開始前の会社関係者との間の取り引きにおいては2年以内、

会社関係者ではない者との間の取り引きにおいては6カ月以内に

行われた取り引きにおいては、否認する対象となります。

また、特定のものを不公平に優先した取引も否認する対象となります。

 

それ以外にも、取り引きを行った時点で

会社の支払い能力がないと判断される場合においても

取り引きを否認する対象となります。

また、該当の期間内で、

その取り引き行為により会社が支払い不能に陥ったと判断される場合も

取り引きを否認する対象になります。

 

廉価取引の否認

会社法329条と破産法98条により、廉価取引と認められている行為は

否認の対象になります。

廉価取引とは、精算手続きの開始前5年以内に行われた取引、

もしくは常識に照らし合わせて著しく廉価で行われた取引、

もしくは取り引き時点で会社が支払い不能もしくは

取り引きにより会社が支払い不能に落ちいた取引

を意味します。

 

浮動担保の否認

会社法330条により、精算手続きの開始前6カ月以内に決められた

浮動担保については、否認することができます。

 

精算手続きとかかわる手続き

精算手続きは、

精算業務にかかわる倒産手続きと実質上捉えることができますが、

再生型の倒産手続きとしての精算手続きを行う場合には、

「構成管財手続き」や「スキーム・オブ・アレンジメント」が利用されます。

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