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シンガポールで少数株主に行う「スクイーズアウト」について

少数株主を減らし、大株主のみにする「スクイーズアウト」を

シンガポールの企業で行う場合について見てみましょう。

 

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株式売渡請求権による方法

任意的公開買い付けを行う場合、義務的公開買い付けと同じく

テイクオーバーコードに従い実行する必要がありますが、

義務的公開買い付けとは異なり、議決権付きの株式の応募数下限を

50%を超過すること以外の条件を付記することが認められています。

ただし、買い付け者の利益に合わせた随意の条件は除きます。

 

シンガポールの会社法では、少数株主をスクイーズアウトする方法として

「株式売渡請求権」が認められていますので、

株主に対して強制的に株式を売り渡すよう請求し取得することができます

この請求権を行使するためには、

買い付け者が公開買い付け前に保有していた株式を除外して

対象の会社の株式を90%以上保有することが必要です。

 

具体的には、シンガポールでの任意的公開買い付けを活用して

買い付けに応募する議決権付き株式数の下限を90%に設定して

株式の90%以上の取得を行い、

株式売渡請求権を行使して、買収に反対する少数株主の株式を

強制的に獲得することでスクイーズアウトが完成します。

 

買い付け者はシンガポールにおいて申し出を行ってから4カ月以内に、

もしくは90%以上の株式を保有してから2カ月以内に

売渡請求権を行使する必要があります。

また、この歳の株式売渡請求内容は、

買収申し入れ時の価格と条件が同一である必要があります。

 

株式売渡請求を受けた株主で、不服を感じる場合にいは、

高等裁判所に手続きの適正さについての審査を申し立てることもできます

 

スキーム・オブ・アレンジメントによる方法

スキーム・オブ・アレンジメントをシンガポールにおいて

少数株主のスクイーズアウトに活用することもできます。

 

具体的には、買収者が少数株主に対して対価として現金等を提供し、

少数株主の株式を買収者に移転させるか、

会社が買収者に新株の発行を行うか、

会社が少数株主の所有する株式に対して消却を行うことで、

少数株主をスクイーズアウトするのです。

 

このスキーム・オブ・アレンジメントを実行することによる

少数株主のスクイーズアウトを実施する際には、

テイクオーバーコードの一部適用の免除を受ける場合にのみ、

対象会社に対して支配権を持つことになる買収者と

買収者と同調して行動をともに行う者、

および対象会社の5%以上の株式を保有する株主は、

スキーム・オブ・アレンジメントを承認するための

シンガポール株主総会の決議に参加することはできません。

 

 

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