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シンガポールのヘイズとは?

シンガポールでは夏場などに霧のように煙でおおわれることがあり、街全体がどんよりしてしまう日がつづきます。

初めてシンガポールでこれを体験した人は、これは一体何だろうと思われるかもしれません。

このシンガポールのヘイズに関して情報をまとめてみましたので、ぜひ御確認ください。

なお、すぐに今日のヘイズなどにおけるシンガポールの大気汚染状況を知りたい場合は、下記のサイトから確認ができます。

http://www.haze.gov.sg/

http://aqicn.org/city/singapore/central/jp/

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ヘイズ(Haze)とは?

もともとヘイズは煙霧を表す気象用語でしたが、近年は東南アジアの大気汚染を意味する言葉としても使用されています。

霧のように街全体が汚染された煙に包まれ、視界が悪くなるとともに、焦げたにおいが充満します。

この煙には様々な有害物質が含まれていて、中でもPM(Particulate Matter )2.5は日本でもたびたび話題となる成分です。

PM2.5とは粒子径が2.5マイクロメートル以下の物質で、呼吸器系への影響が大きい物質として知られています。

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シンガポールのヘイズの原因や歴史

隣国インドネシアのプランテーションで行われる人為的な野焼きが原因となっていて、これが風に乗り東南アジアの国々に広まっています。

1972年ころに大規模なヘイズ現象がシンガポールで確認され、そのころから話題となり始めました。

1997年には過去最大規模のヘイズが発生し、シンガポールだけでなくそのほか多くの近隣国が多大な影響を受けました。

また、この時は3か月もヘイズの影響が続いたため、健康被害はもちろんですが、経済的な打撃もすさまじく、当時の試算で約90億ドルの被害と言われています。

こうしたことから、2002年にASEANに加盟する10か国による越境煙霧汚染ASEAN協定が結ばれました。(インドネシアはこれに加盟せず2015年になってようやく参加しました。)

その後も2006年、2013年、2015年に大規模なヘイズが発生していて、そのたびに飛行機をはじめとする主な交通機関が視界不良で欠航が相次ぎました。

2015年はインドネシアで200万ヘクタールを超える森林火災が発生し、これらのヘイズにより21名の死亡者も出しています。

インドネシアの野焼きは規制が行われているものの、地方分権の方針が強いインドネシアではそれほど効力を持たないようで、長年改善されないまま時が過ぎています。

ただ、2015年10月にようやくインドネシア政府も近隣各国の消火活動援助などを受け入れる意向を表明し、被害を抑える活動が始まりました。

さらにこれらのインドネシアプランテーションの製品を購入するシンガポール人が多くいる以上、状況は変わらないという判断から、シンガポール政府は不買運動を開始し、現在は多くの小売業が取り扱いを停止しています。

インドネシア政府もプランテーション企業の調査を行い、責任問題として80人以上を逮捕しています。

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シンガポールのヘイズをはかる数値・指数

シンガポールのヘイズをはかる数値としては、大気汚染の度合いを示す大気汚染指数PSI(Pollutant Standards Index)とPM2.5が使用されます。

PSI指数の目安は、60-70で焼け焦げたような臭いがしてきて、100を超えると健康な人でも咳、鼻水、くしゃみなどの症状があらわれますので、病気の人はもちろんですが、健康な人も外出は避けた方が賢明です。

もしも外出する必要がある場合はマスクをすることが推奨されています。

PSIが300を超えると危険レベルに達するため、シンガポールの学校はお休みになりますし、400を超えた場合は屋内でも子供、高齢者、病気の人などは密閉して外の空気を入れないような工夫が必要になってきます。

これくらいの数値になってくると健康な人でも出歩かない方が賢明です。

シンガポールでは、1997年にPSI226、2013年にPSI401を記録しています。

一方、PSI値が低くても、PM2.5の濃度が高いケースも多々見られるため、シンガポールではPM2.5の濃度に関する基準も設けられています。

1日の平均値が15以下は影響がないと言われていますが、それを超えると持病を持つ人は注意が必要となります。

45を超えると健康な子供、高齢者も屋内での活動が推奨され、65を超えると屋外での活動を避ける必要が出てきます。

150を超えると健康な人でも屋外の活動を避ける必要が出てきます。

なお、シンガポールの隣国マレーシアでは、ヘイズをはかる数値としてPSIとは異なる指数、API値(Air Pollution Index)を用いています。

シンガポールのヘイズによる症状

ヘイズによる症状には、すぐに現れてヘイズの数値が小さくなると消えるものと、慢性化して長期にわたって現れる症状とがあります。

大気の状態によって症状が重くなったり軽くなったりする短期的なものには、のどの痛み、目のかゆみや充血、鼻水、くしゃみ、咳、循環器や呼吸器系の持病を抱える人の症状悪化などが挙げられます。

慢性的な症状としては、循環器や呼吸器系の持病の悪化や発症、肺がんリスクの増加などが挙げられます。

ただし、子供や高齢者、もともと病気を持っている人などの場合は、一度のヘイズで病気を発症するなどすぐに影響を受けますので注意が必要です。

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シンガポールのヘイズの対策

 まずヘイズが発生している場合は目で見て確認が取れない場合もありますので、インターネットやアプリなどで自分の住む地域のヘイズ最新情報を確認する必要があります。

移動している間に風向きが変わって状況が刻一刻と変化する場合も多いため、こまめに確認することが大切です。

もしもヘイズの濃度が高い場合には、屋外にいる時間をなるべく減らし、屋内で過ごすようにしましょう。

また、外からの帰宅時は手洗いうがいをしっかり行い、屋内でも窓に目張りをするなど気密性を高めることをおすすめします。

それでもPM2.5などは屋内に入ってきてしまうので、空気清浄機を活用しましょう。

どうしても屋外で活動しなければいけない場合は、マスクが有効ですが、PM2.5は粒子が細かいためN95と呼ばれる米国労働安全衛生研究所の規格をクリアした微粒子用マスクを使用する必要があります。

ただ、このN95マスクは呼吸がしにくいため15分程度しか連続装着ができず、このマスクをして屋外の活動をすることもかなり大変ですし、子供用のN95マスクは販売されていないため、健康被害を考慮すればヘイズの濃い時は屋外には出ないのが一番です。

シンガポールのヘイズの時期・季節

ヘイズはモンスーンの影響を受ける時期にその風向きでシンガポールにやってきます。

そのため、8月から10月(特に9月、10月)が最も濃くなる傾向があります。

ただ、2013年の記録的なヘイズの際は、6月が最も高いPSI401となっているので、ヘイズの被害は必ずしもモンスーンの季節だけにとどまりません。

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シンガポールのヘイズに関するアプリや最新情報サイト

シンガポール政府公式などヘイズの最新情報がわかるアプリやサイトが充実しています。

主なものをご紹介します。

myENV

シンガポールでは国を挙げてヘイズに関する対策をとっており、国家環境局(NEA : National Environment Agency)公式のアプリ「myENV」が出ています。

このアプリで地域ごとのPSI値やPM2.5の濃度が表示されるので、移動中の確認にも便利です。

さらにこのmyENVは、デング熱情報や紫外線情報だけでなく、ホーカー情報まで確認できてしまう優れものです。

iPhoneの場合 iTunes Store

Androidの場合 Google Play

Haze@SG

こちらは民間のアプリですが、数値はもちろんマーライオンの顔でヘイズの状況がわかるシンプルで便利なアプリです。

iPhoneの場合 iTunes Store

Androidの場合 Google Play

シンガポール政府環境庁NEA 直近24時間のPSI値

政府環境庁で測定したPSI値を地域別で時間ごとに更新しているサイトです。

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シンガポールのヘイズとは? まとめ

2015年のシンガポールにおけるヘイズも規模が大きく、かなりの被害が確認されていますが、その後は隣国政府をはじめインドネシアも態度を変えて協力的になっているため、今後は大規模なヘイズは減っていくのではないでしょうか。

シンガポールは隣国に密接した国土であるだけに、こうした被害をまともに受けてしまいがちですが、国自体は大変環境に留意している環境先進国ですから、周囲の国々の改善があればたいへん住みやすい国です。

それでは、安心してシンガポール滞在をお楽しみください!

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