1. TOP
  2. タイ 生活
  3. タイの賃貸物件(アパート・コンドミニアム)選びや探し方など徹底解説!
Sponsored Link

タイの賃貸物件(アパート・コンドミニアム)選びや探し方など徹底解説!

タイ 生活   1,337 Views

タイに旅行される方のほとんどはゲストハウスやホテルに宿泊しますが、中期・短期滞在される方や移住される方はアパートやマンション(コンドミニアム)、一戸建てなどの賃貸物件に住むのが一般的です。

タイには外国人の滞在者が非常に多いことから、外国人向けの賃貸物件も多く、どの賃貸物件においても基本的に居住環境が良好なので、プライベートを充実させるためにも、タイで長く暮らす場合には賃貸物件を借りると良いでしょう。

当ページでは、タイにおける賃貸物件の概要や滞在期間別・家族構成別の賃貸選びのポイント、賃貸物件の探し方、契約の方法、入居後のトラブルなどについて詳しくご説明します。

 

Sponsored Link




タイにおける賃貸の種類

冒頭で軽く触れたように、まずタイの宿泊施設には「ゲストハウス」と「ホテル」、賃貸物件としては「アパート」、「サービスアパート」、「コンドミニアム」、「一戸建て」があります。

住居形態

特徴

ゲストハウス

いわゆる「安宿」で、生活費を節約される方に便利な宿泊施設。部屋のタイプはドミトリー(共有)と個室があり、ドミトリーでは日100Bから利用できる。

ホテル

ゲストハウスよりも衛生環境が良く、設備・セキュリティーが充実した宿泊施設。ほとんどのホテルで月単位の契約(月極)が可能。

アパート

日本のハイツやコーポ、アパートなどの低層階の集合住宅に相当する賃貸物件。設備やセキュリティーはあまり充実していないが、家賃が安く間取りが広いため、ファミリー層に最適。主に1年単位での契約となる。

サービスアパート

一般的なアパートとホテルの中間にあたる賃貸物件。衛生環境が良く、設備・セキュリティーが充実している。また、朝食や洗濯、掃除などのサービスを受けることができる。家賃が高いが、留学生や就労者など忙しい方に最適。主に1か月単位での契約となる。

コンドミニアム

日本のマンションに相当する賃貸物件。一般的なアパートよりも家賃が高いものの、その分設備・セキュリティーが充実している。プールやジムが併設しているところも多く、居住環境は非常に快適。間取りがやや狭いため、単身者向けの賃貸物件と言える。主に1年単位での契約となる。

一戸建て

長期滞在・移住されるファミリー層向けの物件。購入しなくても賃貸契約ができるところが多い。都市の中心部にはほとんどなく、基本的には都市郊外または地方都市で住む方が対象。1年単位での契約が必須となる。

ゲストハウスやホテルでも1か月以上の宿泊が可能ですが、たとえば住所がないために郵便物の受け取りや何かしらの契約時にスムーズに事が運ばなかったりする場合がありますので、タイで長く住む場合にはアパートやコンドミニアム、一戸建てなどの賃貸を借りるのが良いかと思います。

 

間取り

家賃

設備

セキュリティー

アパート

広い

安い

やや不足

サービスアパート

狭い

高い

非常に充実

コンドミニアム

やや狭い

やや高い

充実

一戸建て

非常に広い

非常に高い

やや充実

タイにおけるアパート、サービスアパート、コンドミニアム、一戸建ての比較は上表のようになります。

間取りにおいては、基本的にスタジオ(ワンルーム)、1ベッドルーム、2ベッドルーム、3ベッドルームがあって、スタジオでも平均して30~40㎡ほどありますので、日本の一般的なワンルームよりもやや広く、窮屈に感じることはありません。

家賃においては、間取りによって大きく異なってきますが、スタジオ・1ベッドルームほどの間取りであれば、アパートが5,000B、サービスアパートが15,000B、コンドミニアムが10,000B、一戸建ては2ベッドルーム以上が通常で30,000Bから借りることができます。

なお、家賃相場に関しては「タイの家賃!都市別の相場や支払い方法など詳しくご紹介します!」にまとめています。併せてお読みください。

 

Sponsored Link




タイの都市別にみる賃貸の家賃相場

上記の家賃はタイ全体(主要・観光都市)の平均的な相場で、タイの主要・観光都市はバンコク、チェンマイ、プーケット、パタヤの4つになりますが、都市によって家賃に大きな差がみられます。バーツ/円の最新レート

アパート(標準クラス)の家賃相場

 

バンコク

チェンマイ

プーケット

パタヤ

スタジオ

10,000B

6,000B

12,000B

8,000B

1BR

13,000B

8,000B

15,000B

10,000B

2BR

18,000B

11,000B

20,000B

14,000B

3BR

22,000B

14,000B

25,000B

18,000B

上表は各都市における標準クラスのアパートの家賃相場で、4つの都市の中ではチェンマイが最も安く、リゾート地として知られるプーケットが最も高く設定されています。

多くの方がバンコクに住まれると思いますが、バンコクでも居住エリアや立地(駅からの距離など)、設備などによって家賃が大きく異なり、スタジオであれば6,000〜8,000B程度のアパートも数多く存在します。

条件の良いところは早く埋まってしまうものの、探せばコストパフォーマンスの高いアパートがまだまだ残っていますし、居住者の多くが外国人であることから入れ替わりが激しいので、時間をかけさえすれば希望に合った賃貸を見つけることができます。

また、概算にはなりますが、コンドミニアムはアパートの2倍、サービスアパートはアパートの3倍程度の家賃帯となっていますので、予算がある方はコンドミニアムやサービスアパートを借りると良いでしょう。

タイのコンドミニアムの詳細については、「タイでのコンドミニアムの賃貸、購入・売却(投資目的)方法」をご参照ください。

また、バンコクのコンドミニアムに関しては「バンコクのコンドミニアム!格安物件の見つけ方と賃貸・売買の手引き」で詳しくご説明しています。併せてお読みください。

 

Sponsored Link




タイでの賃貸選びのポイント①(滞在期間別)

このように、タイの賃貸にはアパート、サービスアパート、コンドミニアム、一戸建てがありますが、どの賃貸を借りると良いのかは人によって大きく異なります。

というのも、賃貸によっては最低契約期間が違いますし、入居・退去の手続きにおいても容易性がやや違い、さらにビザの関係で有効期間に応じては借りられない賃貸もあるからです。

滞在期間別にみると、大きく分けて1か月~1年程度の「短期・中期滞在者」、1年以上の「長期滞在者・移住者」となり、それぞれでお勧めとなる賃貸が異なります。

 

短期・中期滞在者

1か月~1年程度の「短期・中期滞在者」は、借りられる賃貸物件が限定的で、サービスアパートであれば1か月単位の契約が一般的で、基本的には誰でも借りることができます。

その一方で、アパートやコンドミニアム、一戸建てであれば1年単位の契約が一般的なので、1年未満でも契約できるところが多々あるものの、デポジットが返却されない場合がほとんどなので、費用を考えるとあまりお勧めはできません。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

サービスアパートは、アパートとホテルの中間にあたる賃貸物件で、朝食や洗濯、掃除などのサービスを受けることができ、その分家賃が高く設定されています。

都市や立地、設備などによって家賃は大きく違ってきますが、安いところでは15,000Bほどで借りることができ、この賃料で至れ尽くせりのサービスが受けられますし、ホテルに宿泊するように簡単な手続きのみで借りることができるので、短期滞在者・長期滞在者に最もお勧めの賃貸物件と言えるでしょう。

アパートやコンドミニアム、一戸建ては、1年単位での契約が一般的であることから、6か月未満の短期・中期滞在の場合、そもそも借りられないことがあります。

物件によって借りられるところもありますし、タイの賃貸契約は日本よりも融通が利くために、6か月未満でも交渉次第で契約できる場合もありますが、基本的にデポジットが返却されませんし、契約に時間がかかることが多いので、費用対効果はもちろん、契約にかかる時間・労力を考慮すると、やはりサービスアパートがお勧めです。

なお、アパート、サービスアパート、コンドミニアム、一戸建てといった賃貸物件のほか、短期・中期滞在者は月極でホテルに泊まるという選択肢もあります。

300〜400B程度のホテルに泊まるなら、月9,000〜12,000Bしかかからず、サービスアパートよりも宿泊料(家賃)を抑えることができるため、ホテルも選択肢の一つに入れておきましょう。

 

長期滞在者・移住者

1年以上の「長期滞在者・移住者」は、基本的にどの賃貸物件にも住むことができます。

ただし、長く住むとなると特に居心地や家賃を考慮しなければなりませんので、家族構成に応じてアパートまたは一戸建てを借りるのが良いでしょう。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

アパートは、これらの4つの賃貸物件の中で最も家賃が安く、5,000Bほどで借りられるところも数多く存在します。

基本的に安ければ安いほど立地が悪く、設備・セキュリティーの充実度が低いのですが、安価なアパートでも室内における居心地が非常に良いところが多いので、生活に支障をきたすことはほとんどないでしょう。

カップルや夫婦、子供いる場合には一戸建てという選択肢もあり、家賃はかなり高くなってしまいますが、その分室内空間が非常に広く、快適に過ごすことができます。

長期滞在者・移住者の中でサービスアパートやコンドミニアムに住んでいる方も多くいらっしゃいますが、やはり費用対効果を考えるとアパートに軍配が上がりますので、分譲住宅の中ではアパートをお勧めします。

 

タイでの賃貸選びのポイント②(家族構成別)

大まかに分けると、短期・中期滞在者はサービスアパートまたはコンドミニアム、長期滞在者・移住者はアパートまたは一戸建てがお勧めの賃貸物件となりますが、賃貸物件を選ぶ際には住宅形態だけでなく、個々の物件の条件を考慮する必要があります。

タイには空き室の賃貸物件が多く存在し、また入居・退去に際して時間・労力、そして費用がかかることから、適当に決めてしまっては後悔しかねません。

タイで賃貸物件を選ぶ際には、「間取り」や「設備」、「家賃」、「立地」、「環境」、「防犯」の項目をチェックし、後悔のないよう時間をかけて条件の良い物件を見つけましょう。

間取り

専有面積が広いか、過ごしやすい間取りか

設備

エアコン、家具、家電など設備が充実しているか

家賃

家賃が安いか、費用対効果が高いか

立地

駅から近いか、周辺に食料品店や病院があるか

環境

周囲の環境が静かで安全か、水はけは良いか

防犯

警備員がいるか、窓やドアの防犯対策はどうか

これらの条件は、「単身者」、「夫婦/カップル(計2人)」、「夫婦+乳幼児」、「夫婦+小児~」によって何を重視すべきかが異なりますので、以下にて家族構成ごとに重視する条件をご紹介します。

 

単身者(男性)

単身者の場合、誰かと一緒に住むよりも融通が利きますので、家賃が安く設備が充実した費用対効果の高い賃貸物件を選ぶと良いでしょう。

間取り

設備

家賃

立地

環境

防犯

お一人でしたら多少部屋が狭くても問題になりませんし、スーパーやコンビニ、病院、駅などが少し遠い立地の悪いところでも、タイには移動手段が豊富にあることから、それほど生活に支障をきたしません。

また、周囲の環境がやや騒がしかったり、交通量が多かったとしても、1人であればある程度は許容できるでしょうし、どうしても嫌になれば転居すれば良いだけで、1人なら転居に手間がかかりません。

タイで楽しむためにはやはり娯楽に費用を割くことが重要になりますので、住まいにおいてはまず家賃の安い物件を優先とし、その中から設備が充実したところを選ぶのが良いのではないでしょうか。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

×

住宅形態においては、サービスアパートまたはコンドミニアムがお勧めです。

サービスアパートは家賃が高い反面、ホテルのようなサービスを受けることができますので、短期・中期滞在される単身者はサービスアパートが良いかと思います。

タイで就労する方やロングステイビザ取得者など、長期滞在・移住される場合にはコンドミニアムを借りると良いでしょう。

アパートも家賃が安い割に居心地が良いところがたくさんありますので、家賃の節約を第一とするならアパートを、費用と設備の両方を考慮するならコンドミニアムがお勧めです。

 

単身者(女性)

タイの治安は経済における同水準の国の中では良好であるものの、日本よりは悪く、日本人が犯罪に巻き込まれる事例が多々報告されていますので、女性お一人なら周囲の環境とセキュリティーを最優先にすべきです。

間取り

設備

家賃

立地

環境

防犯

立地においてはスーパーやコンビニ、病院、駅などから近い利便性をとるよりも、治安の良いエリアを選ぶようにしましょう。

基本的にビジネス街や高級住宅街の治安が良く、バンコクであればサイアム地区、チットロム・ラチャダムリ地区、アソーク地区、プロンポン・トンロー地区などが治安の良いエリアとなっています。

これらのエリアは日本人の居住者も多く、日本人向けの店舗が数多く建ち並んでいますので、女性お一人なら上記いずれかのエリアで賃貸物件を探しましょう。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

×

基本的に、サービスアパートにはフロントスタッフ、コンドミニアムには警備員が24時間常駐しているため、滞在期間に関わらず、女性お一人なら安全面を考慮してサービスアパートまたはコンドミニアムを借りることを強くお勧めします。

もちろん、セキュリティーが充実しているアパートも多々ありますので、セキュリティーがしっかりしていればアパートでも全く問題ありません。

 

夫婦/カップル(計2人)

夫婦またはカップルで同居する場合には、家賃や設備よりも立地や周囲の環境、セキュリティーを重視することをお勧めします。

間取り

設備

家賃

立地

環境

防犯

1人であれば立地が悪くても許容できますが、2人となるとお互いの移動範囲を考慮しなければならず、片方に最適な立地であってももう片方に不便な立地だと、互いにとって条件の良い住居とは言えません。

立地が限定されるとどうしても選択肢が狭くなってしまいますが、お互いの良好な生活のために、立地を最優先にするようにしましょう。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

2人であれば間取りが狭くても大きな支障にならないものの、やはり互いのプライバシーも大切になってきますので、ある程度室内の広い賃貸物件を借りましょう。

タイの賃貸物件における一般的な間取りは、一戸建てが最も広く、次いでアパート、コンドミニアム、サービスアパートとなります。

一戸建ては少し広すぎますし、サービスアパートやコンドミニアムは狭いところも多々ありますので、基本的に2人で住むならアパートが最適です。

 

夫婦+乳幼児

夫婦と乳幼児、計3人以上で同居する場合は、間取り、立地、周囲の環境、セキュリティーの4つのポイントを考慮する必要があります。

これら4つのポイントを考慮すると家賃が高くなってしまいますし、家賃を抑えると設備がやや不十分となってしまいますが、子供(乳幼児)がいる以上、子供のことを最大限に考えて住居を選択するようにしましょう。

間取り

設備

家賃

立地

環境

防犯

乳幼児がいる場合には、まず近くに病院があるかどうか、かかりつけの病院へのアクセスは良いかが大きな基準となります。

幼稚園への通園を予定しているなら、幼稚園へのアクセスも考慮しなければなりません。

また、近くに公園があるか、治安が良いかなど、周囲の環境もしっかりと考え、セキュリティーの充実した賃貸物件を借りるようにしましょう。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

ベビー用品はなにかと量が多くなりますし、成長を考えてある程度広い室内空間を確保する必要がありますので、収納スペースが豊富で間取りの広い(2ベッドルーム以上)賃貸物件がお勧めです。

そうなると基本的には、アパートまたは一戸建てを借りることになるかと思います。

サービスアパートやコンドミニアムでも2ベッドルーム以上のところもありますが、それほど数は多くなく、2ベッドルーム以上ではアパートや一戸建てが一般的です。

生活基盤ができているのなら一戸建てが最適ですが、乳幼児の段階では後に学校の問題がでてきますし、生活費の節約も非常に大切な時期なので、一戸建てよりも家賃の安いアパートの方が良いでしょう。

 

夫婦+小児~

夫婦と小児(2.3歳以上)で同居する場合には、職場や幼稚園・学校など、家族全員の移動範囲を考慮して賃貸物件を探すようにしましょう。

また、3歳以上になると非常に活発になりますので、車の通りが多いか、人通りの少ない道・細い道はないかなど周囲の環境もしっかりと考えておきましょう。

間取り

設備

家賃

立地

環境

防犯

日系の幼稚園・学校は、バンコクであればBTSのエカマイ駅やトンロー駅周辺など、日本人居住者の多いスクンビット界隈に集中しています。

まずは日系の幼稚園・学校の周辺を居住エリアに選定し、そこから職場や飲食店など家族全員の移動範囲に最適な立地にある賃貸物件をピックアップしましょう。

アパート

サービスアパート

コンドミニアム

一戸建て

子供が小学生・中学生くらいになると、ある程度生活に基盤ができますので、タイに移住される方は一戸建てを購入するのも良い選択です。

ただし、タイでは外国人が土地を所有することはできず、一戸建てを購入したとしても完全にマイホーム化できませんので、その点はご注意ください。

また、借りるにしろ購入するにしろ、タイでは新築物件のトラブルが多く、電気系統や設置物(家電など)の故障、建築上の欠陥問題など、何かしらのトラブルが発生する可能性があります。

多少のトラブルならどの住宅でも起こりうることですが、特に欠陥においては危険が伴いますので、新築よりも中古物件の方が断然お勧めです。

 

Sponsored Link




タイで賃貸を探す方法

希望の条件を選定すれば、次は本格的に賃貸物件を探すことになるわけですが、賃貸探しの方法は日本とタイで大きく異なり、日本では仲介業者を介して契約する一方で、タイでは自分で直接契約するのが一般的です。

また、タイでは人と人とのネットワークが強いこともあって、すでに居住している人のツテで入居が決まる(決まりやすい)ことが多々あります。

タイで賃貸を探すには、①賃貸仲介業者を利用する、②賃貸の張り紙から連絡をとる、③知人・友人のツテで探す、この3つの方法がありますので、それぞれの詳細についてご説明します。

 

タイにある賃貸仲介業者を利用する

日本では仲介業者を介して探すのが一般的であるものの、タイには仲介業者を利用するという文化がなく、タイ人を対象とした仲介業者はありませんが、外国人向けの仲介業者はいくつか存在します。

外国人向けの仲介業者は、契約1件ごとに成功報酬として家賃1か月分をオーナーから受け取る形になっていますので、基本的に月30,000B以上の物件しか紹介していません。

中には月10,000B以下の物件を紹介している仲介業者もありますが、契約1件あたり10,000B以下の利益では商売としてかなりキツイために、家賃をピンハネするところもあります。

たとえば、本来の家賃が8,000Bのところ、10,000Bで契約させて月々2,000Bの利益を継続的に得るようなことが起きているわけです。

仲介業者の多くが月30,000B以上の物件しか扱っておらず、さらにピンハネする仲介業者が中にはあるなど、安い賃貸物件を探す場合にはあまり有効的に利用することはできません。

しかし、物件の紹介や内見、オーナーとの掛け合いなど、日本と同様のサービスを受けることができますので、自分で物件を探すのに不安がある方は仲介業者を利用するのもお勧めです。

 

タイにある賃貸の張り紙から連絡をとる

タイでは直接自分で賃貸を契約するのが一般的ですが、空室情報を掲載されているフリーペーパーはあまり多くありません。

ではどのように賃貸物件を探しているのかというと、タイでは賃貸に空室がある場合、その建物に入居者募集の看板やポスターが張られていますので、記載の電話番号に電話をしたり、フロントスタッフが常住しているところではフロントスタッフに尋ねて内見を申し込みます。

基本的には賃貸物件の入口付近に張り紙があることが多いものの、側面などやや見えにくい場所に張られていることもありますので、建物の周囲をしっかりと確認しておきましょう。

なお、張り紙がなくても空き部屋がある賃貸物件は多く存在します。

この場合はフロントスタッフに尋ねることで空室の状況を確認することができますので、立地など条件が良い賃貸物件がありましたら張り紙の有無を問わず、空室の状況を尋ねてみましょう。

 

タイ在住の知人・友人のツテで探す

タイには賃貸仲介業者が極めて少なく、人同士のネットワークが強いこともあって、知人や友人のツテで賃貸契約に至るケースが多々あります。

希望の賃貸物件に居住している知人・友人を通すことで、賃貸を見つけることができるばかりか、賃貸契約に成功しやすいというメリットもあります。(オーナーが同一人物の場合のみ)

タイの賃貸契約はオーナー優位で、入居後のトラブルを避けるためにも、たとえ空室がたくさんあっても問題のありそうな人には貸してくれません。

しかし、現在居住している知人・友人を通すと、たとえば知人・友人が居住者として問題がなければ入居に際して信用のある人物として評価されますので、ツテがない場合よりも契約の成功率が大幅に上がります。

賃貸物件の住み心地というのは実際に住んでみないと分からないので、賃貸物件に居住している知人・友人がいましたら、まずは住み心地などを尋ね、良さそうなら管理会社やオーナーに掛け合ってもらいましょう。

 

タイでの賃貸契約前に知っておくべきこと

次に、タイでの賃貸契約における基本情報をご紹介します。

まず、日本では貸し手側と借り手側が平等に考えられていますが、タイでは完全に貸し手側(オーナー)優位で、たとえばオーナーが退去を命じれば借り手としては必ずそれに応じなければいけません。

また、タイで賃貸に住む場合には、1年単位の契約が一般的で、1年未満に契約解除(退去)するとデポジット(敷金)が返却されません。

上述のように契約時にデポジットが必要となりますが、タイでは空室状況を確保するために予約金を支払うのが一般的となっているなど、タイでの賃貸契約に関して知っておくべき事柄が多々あります。

 

タイの賃貸契約はオーナー優位

まず、タイで賃貸物件に住む際に最も理解しておかなければいけないのが「オーナー優位」であるということです。

日本では借地借家法によって借り手側が厚く保護されているのですが、タイでは借地借家法のような法律は存在せず、賃貸契約においては貸し手(オーナー)が完全に優位な商習慣になっています。

これによって、たとえば居住中に家賃が大幅に上がったとしても借り手側はそれに従う、または従えなければ退去するしかありません。

また、特に問題を起こしていなくてもオーナーから退去を命じられるとそれに従う必要があるなど、賃貸契約において日本では考えにくいことが日常的に起きていますので、アパートやコンドミニアムなどの賃貸物件に住もうとお考えの方は、オーナー優位であるということをしっかりと理解し、肝に銘じておきましょう。

 

タイの賃貸契約時にはデポジットが必要

タイでは日本と同じように賃貸契約の際に初期費用が必要となりますが、日本のように礼金という商習慣はありません。

また、日本の賃貸物件でよく見かける鍵交換費や火災保険費、〇〇サービス料といった初期費用はなく、「家賃1か月分+デポジット(家賃2か月分)」が一般的です。

デポジットは日本の敷金と同様のもので、多くの賃貸物件では清掃費や修繕費などに差し引かれ、残った分は退去時に返却されます。(全額返却される物件も多数存在する)

日本よりも初期費用が安いものの、タイでも賃貸契約に際して最低でも家賃3か月分の費用がかかりますので、しっかりと準備しておいてください。

 

タイでは1年単位の契約が一般的

ここまでで何度か既出していますが、タイではアパートやコンドミニアム、一戸建てにおける賃貸契約は1年単位が一般的です。

これに関連する情報として、たとえば観光ビザ取得者など1年未満の退去が明白な人の場合、賃貸契約ができないケースがあります。

タイでの賃貸契約は日本よりも適当なことが多く、またオーナーの裁量によるところが大きいので、1年未満の退去が明白な場合でも契約できることは多々ありますが、やや契約可能な物件が限定されてしまうということは理解しておきましょう。

また、1年単位での契約期間があることから、1年未満に退去すればデポジットは返ってきません。

上述のようにデポジットは家賃の2か月分が一般的で、2月分となると結構な金額になりますので、1年未満での退去が明白な方は仕方がありませんが、1年以上借りる予定の方は、自己都合で1年以内に転居する必要がないよう慎重に物件を選ぶようにしましょう。

 

タイでは予約金を支払うことで入居予約ができる

日本では“借りる”という意思を明確にするために、「預かり金(申込金)」という形で契約前に家賃の1か月分程度を支払うことで、入居予定の部屋を予約することができます。

これはタイでも同様で、仲介業者を利用する場合や高級な賃貸物件においては、予約金の相場が家賃1か月分となっていますが、自分で契約する場合や標準クラスの賃貸物件では数百から2,000Bほどしかかからないケースも多々あります。

予約の有効期間は1か月程度で、多くの賃貸物件では予約金を支払った後、1か月以内に入居しなければ予約金は返却されませんので、ご注意ください。(入居すれば家賃に補填される)

 

Sponsored Link




タイにおける賃貸契約の手順と方法

タイでの賃貸契約の手順は日本とほぼ同様で、方法においてもさほど難しくはありません。

タイでの賃貸契約までの流れとしては、①内見を申し込む、②予約金を支払う、③契約書にサインする、④入居する、という感じになります。

契約に至るまでスムーズに流れることが多いために、翌日に入居できる場合も多々ありますので、タイの賃貸契約では日本のように多大な時間・労力がかかるということはありません。

 

①仲介業者または自分で内見を申し込む

賃貸契約の前にまず住むための賃貸物件を探さなければなりませんが、タイでの賃貸物件の探し方には仲介業者を利用する、自分で問い合わせる、この2通りがあります。

仲介業者においては数が少なく、バンコクには日系の仲介業者がいくつか存在するものの、チェンマイやプーケットなど他の主要都市にはほとんどありません。

仲介業者を利用すれば、管理会社やオーナーに連絡をとってくれ、内見を申し込んでくれますので、基本的には仲介業者に全てを任せればスムーズにいきます。

自分で賃貸物件を探す場合には、張り紙などから直接連絡をとり、内見を申し込む形になりますが、当日や翌日に内見できるケースが多々ありますし、日時を指定できるケースがほとんどなので、良い物件を見つけるためにも妥協せずに時間がある限り多くの物件を内見しましょう。

内見のチェック項目

家賃

提示の家賃が正しいか。

室内

家具

テレビやソファー、テーブル、クローゼット、寝具などが備え付けられているか(使用可能か)。不要な場合は撤去が可能か。家具の配置はどうか。

家電

エアコンや冷蔵庫、洗濯機などの家電が備え付けられているか(使用可能か)。不要な場合は撤去が可能か。家電の配置はどうか。

コンセント

コンセントの配置はどうか。日常使用に十分な数があるか。

電気・ガス・水道

電気・ガス・水道は正常に稼働しているか。光熱水費は家賃に含まれているか。故障の際の修理はどうするか。

ベランダ

ベランダはあるか。柵の有無など安全性はどうか。

風呂場

バスタブはあるか。シャワーの水量、お湯はでるか。

日当たり

日当たりはどうか。(日当たりの良い南側は高温になりやすいため注意が必要)

臭い・騒音

家具や家電に悪臭がついていないか。排水溝など水回りの臭いはどうか。壁は厚いか。

立て付け

ドアや窓などスムーズに開閉できるか。

室外

外灯

建物内に外灯が設置されているか。

防犯対策

窓に鉄格子や金網がついているか。オートロックであるか。フロントスタッフや警備員が常駐しているか。

駐車場

駐輪場が備わっているか。空き状況はどうか。

隣人

特に上下左右の居住者はどのような人か。

 

②予約金を支払う

内見が終わってその賃貸物件が気に入れば、次は空室状態を確保してもらうために、契約の前に予約金を支払います。

すぐに契約する場合には予約金は不要で、あくまで契約するまでの間に空室状態を確保してもらう場合に必要となります。

予約金は賃貸物件によってさまざまですが、一般的には家賃1か月分で、安い賃貸物件などでは家賃の1/2や1/4程度のところもあります。

契約に至らない場合においては予約金は返却されませんが、契約すれば家賃に補填されますので、契約が決定している場合には予約金を支払って空室状態を確保してもらいましょう。

 

③契約書にサインする

日本と同様に、タイでも契約書(英文)にサインすることで契約成立となります。

既述のように、タイではオーナー優位の契約となりますので、トラブル回避のために、契約書は時間をかけてしっかりと読んでおいてください。

なお、タイでは借り手側と貸し手側が対面して契約するのが一般的なためか、家賃交渉が一つの習慣になっています。

多少であれば家賃交渉に応じてくれることが多いので、契約の前(予約金を払う前が最善)に必ず交渉しておきましょう。

 

④所定日以降に入居する

契約書にサインすれば、後は指定された日時以降に入居するだけです。

内見時にさまざまな箇所をチェックしますが、内見時と入居時とでは状態が変わっている可能性がありますので、再度細かくチェックしておきましょう。

そして、何かしらの問題箇所が見つかればすぐに管理会社やオーナーに連絡し、修理の必要があれば修理を依頼してください。

 

Sponsored Link




タイでの入居後に起こりうるトラブル

上で軽く触れたように、入居時ならびに入居後には電気・水道・ガス関連の不具合、備え付け家具・家電の破損・故障など、何かしらのトラブルが起きる場合があります。

また、タイの賃貸契約はオーナー優位であるために、突然の立ち退き勧告を受けて退去を余儀なくされるケースやデポジットを返還してくれないケースなどがあるかもしれません。

日本のようにしっかりとした法律がなく、適当なところが多いことから、入居後に何かしらのトラブルが起きる可能性が高いので、まずは「日本とタイは違う」ということ理解した上で、寛容な態度で対処していく必要があります。

 

電気・水道など公共設備の故障

タイは日本のように建設技術が優れているわけではないので、多くの賃貸物件が何かしらの不良箇所を抱えており、電気系統のトラブル(断線など)や水回りのトラブル(水漏れ・詰まり)はよくある話です。

電気系統においては送電に不具合が生じて使用できる電力量が急に小さくなったり、スイッチ類が正常に稼働しなくなるなどのケースが考えられ、水道関連においては水の出が悪くなったり、水漏れが起きたり、トイレが詰まったりするなどのケースがあります。

特に多いのがトイレの詰まりで、日本ではトイレの排水に使われるパイプが太いものの、タイのそれは細いところが多く、ティッシュを多めに流した場合などには簡単に詰まってしまいます。

このような公共設備のトラブルにおいては、基本的に管理会社やオーナーを通した上で修理を依頼しますので、フロントスタッフが常駐している場合にはフロントスタッフに、いない場合は管理会社やオーナーに連絡をとって対応してもらいましょう。

なお、タイでは停電がよく起こります。電気がつかない場合は停電の可能性がありますので、しばらく様子をみておいてください。

 

故意過失による設備の破損

タイの賃貸物件には家具や家電が備わっていることが多く、このような設置物は基本的にレンタル品として考えられています。

また、電気や水道などにおいても設置物であることから、入居時に備わっているもの全てが故意過失によって破損した場合には、原則として借り手側が負担しなければなりません。

中には入居時にすでに破損している場合もありますので、後々トラブルにならないよう、入居時にしっかりと確認し、写真を撮っておくと安心です。

 

オーナーからの突然の立ち退き勧告

タイの賃貸契約はオーナー優位であることから、オーナーから立ち退きを命じられると借り手側はそれに従わなければなりません。

普通に生活していて立ち退き勧告を受けることはそうそうありませんが、たとえば騒音や異臭、他の居住者とトラブルを起こすなど、オーナーから“居て欲しくない”と思われると借り手側の状況などお構いなしに退去を命じてきます。

また、建物の取り壊しや大規模補修の際に一時的に立ち退きを命じられる場合もありますので、賃貸物件を借りて住む場合には、立ち退き勧告を受ける可能性があるということを頭に入れておきましょう。

 

退去時のデポジット未返還

サービスアパートを除き、アパートやコンドミニアム、一戸建てでは、最低契約期間が1年であることから、原則として自己都合で1年未満に退去した場合にはデポジットは返還されません。

これは契約上においての決定事項なので受け入れるほかありませんが、たとえば賃貸物件に何かしらの不備があったり、当初の条件と違うことがあったりして、快適に住むことができず、退去を余儀なくされた場合でもデポジットが返ってこないケースがほとんどです。

中には何のトラブルもなく1年以上過ぎて退去した際に、修繕費など何かしらの理由をつけてデポジットを返還しないオーナーもいます。

日本でも修繕費を名目として敷金が返ってこないことや、必要以上に修繕費を請求されることがありますが、同様のことがタイでも起きています。

オーナーに非があったとしても、しつこく返還を要求するとトラブルに発展することがありますので、デポジットの返還にはあまり期待せず、「外国だから仕方がない」くらい寛容に受け入れるようにしましょう。

 

Sponsored Link




タイの賃貸に関するまとめ

アパートやサービスアパート、コンドミニアム、一戸建てなど、タイにはさまざまな賃貸物件がありますが、どの物件を借りると良いのかは滞在期間や家族構成によって大きく異なります。

また、タイで賃貸物件を借りる際には基本的に仲介業者を利用せず、自分で内見の申込みや契約をする必要がありますので、条件の良い物件に住むことができるよう、時間をかけて物件探しに臨まなければなりません。

さらに、タイと日本では文化や風習が異なることから、賃貸契約においても、たとえばオーナー優位であるなど、さまざまな相違点がありますので、何かしらのトラブルが発生した際でも郷に入っては郷に従えの精神で寛容に受け入れましょう。

当ページではタイの賃貸に関する情報をお伝えしましたが、タイに住む多くの方が数ある都市の中でバンコクを選び、バンコクの賃貸物件を借りるのではないでしょうか。

バンコクの賃貸に関しては、「バンコクの賃貸物件の相場や人気・おすすめエリアなど詳しくご紹介!」で詳しくご説明しています。

バンコクに住む予定の方や現在住んでいる方はぜひ併せてお読みください。

Sponsored Link




\ SNSでシェアしよう! /

シンガポール移住生活&観光&ビジネス singainfo.comの注目記事を受け取ろう

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

シンガポール移住生活&観光&ビジネス singainfo.comの人気記事をお届けします。

  • 気に入ったらブックマーク! このエントリーをはてなブックマークに追加
  • フォローしよう!

ライター紹介 ライター一覧

担当

その他の記事  記事一覧

  • タイの石鹸でお土産におすすめの種類・ブランドを一挙にご紹介!

  • タイの電源・プラグ・コンセント事情と変換プラグ・変圧器の必要性

  • タイのタクシー!色の違いや料金相場、乗り方、安全性など完全解説!

  • タイでの食事!文化やおすすめの店、マナー・注意点など全てをご紹介!

関連記事

  • バンコクのコンドミニアム!格安・高級物件の探し方と賃貸・売買の手引き

  • タイの家賃!都市別の相場や支払い方法など詳しくご紹介します!

  • タイに住む際の費用・仕事・メリット・ビザ・方法など全てお伝えいたします!

  • バンコクの生活情報!水準・生活費・日本人向けの施設など詳しくご紹介!

  • タイで暮らす際の仕事や費用・お金など全てを徹底解説!

  • タイの生活水準や生活環境、文化・生活習慣などについて