
海外の旅行先として日本人から絶大な人気を誇る「タイ」。
日本から近く多くの便が運航していること、物価が安いことはもちろん、観光地が多いことも人気を集めている大きな理由です。
ここでは、バンコクをはじめとする主要都市、歴史を学べる文化都市、絶景を堪能できるリゾート地、ローカルな雰囲気が漂う地方都市など、タイの観光地を一挙にご紹介します。
タイのどこを観光すれば良いか迷われている方は、ぜひ当ページに参考にして、旅行プランを計画していただければと思います。
Contents
タイの基本情報
観光地を紹介する前に、まずはタイの基本情報について知っておきましょう。
日本の約1.4倍の面積を有するタイには、約6,500万人が住んでいて、そのうちの約85%がタイ族、残りの約15%は華人やマレー系などで構成されています。
また、タイに住む約94%が仏教を信仰しており、タイ各地には約35,000堂もの仏教寺院が存在します。
国・地域名 |
タイ王国(英:Kingdom of Thailand) |
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国人の特性 |
人口 |
約6,500万人 |
宗教 |
94%(仏教)、5%(イスラム教:主に南部) |
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民族構成 |
85%(タイ族)、10%(華人)、5%(マレー系・インド系・カンボジア系など) |
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僧侶 |
約29万人(僧侶)、約35,000堂(寺院) |
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地理的特性 |
面積 |
514,000平方km(日本の約1.4倍) |
首都 |
バンコク |
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主要都市 |
バンコク(首都)、ロッブリー(中部)、スパンブリー(西部)、チョンブリー(東部)、チェンマイ(北部)、ナコーンラーチャシーマー(東北部)、プーケット・ハジャイ(南部) |
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日本との時差 |
2時間(GMT+7) |
現在、タイには32の都市(うち2都市が自治区)がありますが、中でも有名なのが「バンコク」「チェンマイ」「プーケット」の3つ。
加えて、バンコク近隣にある「パタヤ」も人気の観光地となっています。
タイの気候・天気
タイは日本のように四季はなく、大別すると「乾季(11月〜5月)」と「雨季(6月〜10月)」の2シーズンしかありません。
雨季はスコールと呼ばれる豪雨が毎日のように降り注ぎ、場合によっては観光どころではなくなってしまいます。
ローシーズンである雨季は、旅費が安く済むというメリットがありますが、満足に遊べない可能性がありますので、可能な限りハイシーズンである乾季に渡航するようにしましょう。
月別 |
気温 |
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最高気温 |
最低気温 |
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1月 |
35℃ |
17℃ |
2月 |
35.5℃ |
27℃ |
3月 |
36℃ |
25℃ |
4月 |
38℃ |
25℃ |
5月 |
39℃ |
24℃ |
6月 |
37.5℃ |
24.5℃ |
7月 |
37℃ |
24.5℃ |
8月 |
37℃ |
24.5℃ |
9月 |
36℃ |
24.5℃ |
10月 |
35℃ |
24℃ |
11月 |
36℃ |
23.5℃ |
12月 |
36℃ |
20℃ |
月別 |
平均温度 |
平均湿度 |
降雨日数 |
1月 |
26℃ |
60% |
1日 |
2月 |
28℃ |
75% |
2日 |
3月 |
29.5℃ |
75% |
2日 |
4月 |
31℃ |
70% |
2日 |
5月 |
31.5℃ |
70% |
12日 |
6月 |
30℃ |
75% |
18日 |
7月 |
29.5℃ |
75% |
18日 |
8月 |
29℃ |
80% |
25日 |
9月 |
29℃ |
80% |
20日 |
10月 |
28.5℃ |
80% |
20日 |
11月 |
29℃ |
70% |
7日 |
12月 |
27.5℃ |
65% |
3日 |
※首都バンコクのデータ
タイの気候が熱帯モンスーン気候であることから、年間を通して非常に暑く、平均気温が日本(東京)の16〜17℃に対して、タイ(バンコク)では29℃もあります。
ハイシーズンである乾季には35℃を超える日が続くので、十分に熱中症対策を行ってください。
タイでの観光に適切な服装
上述のように、タイは年間を通して非常に暑いため、現地では基本的に薄着の服を着ることになります。
しかし、機内や施設内などでは冷房がかかって寒い場合がありますので、厚手の服を1〜2着は用意しておくようにしましょう。
また、多くの方がタイで寺院を観光すると思いますが、寺院ではタンクトップや半パン、ミニスカートなど露出の多い服装が禁止されています。
タイでトラブルに遭わないためにも、厚着の服装に加え、薄着であっても露出の少ないものを用意しておいてください。
タイの治安・安全性
タイは、経済発展における同水準の他国と比べると治安が良いものの、日本と比べると治安が悪く、特にスリや置き引きなど金銭にかかわる犯罪が多発しています。
中でも日本人はお金を持っていると思われていますので、金銭にかかわる犯罪被害に遭わないよう、貴重品の管理を徹底するよう心掛けてください。
また、特にバンコクでは交通渋滞ならびに交通事故が社会問題になっています。
交通事故は車・バイク同士だけでなく、車・バイクと人も多く、歩行中に巻き込まれる可能性があるため、常に周囲を警戒するようにしてください。
なお、治安に関しては、「タイの治安・安全性と日本人被害の多い犯罪・トラブルについて」で詳しくご説明しています。併せてお読みください。
タイの有名かつ人気の観光地
それでは、まずタイの有名かつ人気の観光地からご紹介します。
タイの有名かつ人気の観光地は、首都である「バンコク」、北部の古都「チェンマイ」、リゾート都市「プーケット」、夜遊びスポットとして有名な「パタヤ」の4か所。
タイが好きな方なら、この4つの観光地を聞いたことがあるのではないでしょうか。
日本人のみならず、欧米やヨーロッパなど、各国の外国人旅行者のほとんどがこの4つの観光地に集まっていますので、タイ初心者の方はまずはいずれかに訪れると良いでしょう。
特に、寺院をはじめとする観光名所から買い物スポット、娯楽施設まで豊富に存在する「バンコク」は、必ず訪れておきましょう。
タイ最大の都市「バンコク」
バンコクは、タイ中部に位置する都市で、タイの首都でもあります。
成田や羽田、関西、福岡、中部、札幌、沖縄から直行便でスワンナプーム空港へ、成田と関西から直行便でドンムアン空港へ便が出ています。(所要時間5〜7時間)
また、バンコクから各都市に国内線が出ていますので、タイでの旅行ではバンコクが拠点となるでしょう。
バンコクには、「ワット・パクナム」「ワット・ポー」「ワット・アルン」などの歴史的な寺院のほか、デパートや市場など買い物スポットが数多く存在します。
ほかにも、アクティビティや夜遊びスポットも多く、1週間程度では遊び尽くせないほどに楽しめる場所がたくさんあります。
バンコクの主な観光スポット |
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寺院 |
ワット・パクナム ワット・ポー ワット・アルン |
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デパート |
サイアムパラゴン MBKセンター セントラル・ワールド・プラザ ターミナル21 エンポリアム・デパートメント・ストア |
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市場 |
水上マーケット |
タリンチャン 水上マーケット タリンチャン 水上マーケット アンパワー水上マーケット |
ナイトマーケット |
アジアティーク ザ リバーフロント ロットファイ ラチャダー ロットファイ シーナカリン |
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ローカル市場 |
オートーコー市場 チャトチャック市場 |
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アクティビティ |
サファリワールド サイアム・パークシティ ドリームワールド |
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夜遊びスポット |
ソイカウボーイ ナナプラザ パッポン通り |
多種多様かつ豊富な観光スポットがあることから、一人でもカップルでもお子様連れのご家族でも、どなたでも楽しめます。
さらに、他の都市よりも英語や日本語が通じやすいので、タイ初心者の方はまずはバンコクを観光することをおすすめします。
なお、バンコクの観光地に関しては、「バンコクの観光地!定番・穴場・おすすめ・行き方・人気スポットを徹底解説!」にまとめています。
また、夜遊びスポットに関しては、「バンコクの観光を夜楽しむおすすめのスポット完全ガイド!」にまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
北方のバラと称されるタイ北部の古都「チェンマイ」
チェンマイはタイ北部に位置し、経済規模としてはバンコクに次いで2番目に大きな都市です。
古き良き時代の建物が残る街並みは、「北方のバラ」と称されるほどに美しく、優しく穏やかな人が多いためか、日本人旅行者から絶大な人気を集めています。
チェンマイの主な観光スポット |
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寺院 |
ワット・プラタート・ドイステープ ワット・プラシン ワット・チェディ・ルアン ワット・チェンマン |
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アクティビティ |
ゾウ乗り |
メーサー・エレファント・キャンプ メータマン・エレファント・キャンプ エレファント・ライフ・エクスペリエンス |
動物関連 |
チェンマイ動物園 チェンマイ・ナイトサファリ バードウォッチング |
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娯楽 |
バンジージャンプ クルージング トレッキング |
街自体はそれほど大きくはなく、バンコクと比べると見所が少ないものの、独自の文化・伝統を育んできた北部ならではのゆったりとした雰囲気を味わう価値は大いにあります。
動物園やサファリ、バンジージャンプ、クルージングなど、自然を堪能できるアクティビティが豊富にありますので、アウトドアが好きな方におすすめの都市と言えるでしょう。
ビーチリゾートとして高い人気を誇る「プーケット」
プーケットは、タイ南西部に位置するタイ最大の島で、エメラルドブルー色の美しい海の色合いから、「アンダマン海の真珠」と称えられています。
首都であるバンコク、そして森林に囲まれたチェンマイとは違い、プーケットは南国リゾートのような雰囲気があるので、気ままにのんびり過ごしたいという方にうってつけです。
また、経済規模としてはタイ3番目に大きな都市のため、マリンスポーツのほか、買い物スポットや娯楽施設、夜遊びスポットも充実しています。
プーケットの主な観光スポット |
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寺院など |
ワット・シャロン プラ・プッタミングモンコン |
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デパート |
ジャンクセイロン セントラルフェスティバル カナール・ヴィレッジ |
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買い物スポット |
オールドタウン |
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娯楽スポット |
プーケットファンタシー バングラロード プーケット動物園 |
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ビーチ |
西海岸 |
パトンビーチ カタビーチ ナイヤンビーチ バンタオビーチ スリンビーチ ラヤンビーチ カマラビーチ |
東海岸 |
アオヨンビーチ |
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南海岸 |
ナイハーンビーチ ラワイビーチ |
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マリンスポーツ |
パラセーリング フィッシング スノーケリング フローボーディング シーカヌー ウインドサーフィン |
プーケットですることと言えば、なんといってもマリンスポーツでしょう。
ビーチでゆっくり過ごすのも良いのですが、美しい海でスポーツをするのは格別です。
プーケットには、毎日多くの外国人旅行者が訪れていることから、パラセーリングやスノーケリング、フローボーディングなど、さまざまなマリンスポーツが行われています。
外国人価格でやや割高ではありますが、せっかくのタイ旅行を楽しむために、何かしらのマリンスポーツをしてみてはいかがでしょうか。
都会と自然が共存する「パタヤ」
パタヤは、バンコクからバスで2時間半ほど離れた場所にある都市です。
海に面しているパタヤは、気軽に行けるリゾート地として、タイ人はもちろん、外国人旅行者からも絶大な人気を得ています。
リゾート地の一面を持ちながらも、ナイトスポットが多く、昼夜を通して楽しめるという点がパタヤの大きな魅力。
ナイトスポットは、海岸沿いを南北にのびる「ウォーキングストリート」に密集しており、非常に活気があふれています。
パタヤの主な観光スポット |
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寺院 |
サンクチュアリ・オブ・トゥルース ワット・プラヤイ ワット・ヤンサンワララーム |
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デパート |
セントラルフェスティバル Tukcom Pattaya ロイヤル・ガーデンプラザ |
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アクティビティ |
動物関連 |
タイガーパーク クロコダイルファーム |
マリンスポーツ |
パラセーリング フィッシング スノーケリング スキューバダイビング ウインドサーフィン |
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娯楽 |
パラグライダー ツーリング(バイク・オフロードカー) |
昼はビーチでゆったりと過ごし、夜はバービアやゴーゴーバーなどでワイワイ楽しむなど、メリハリをつけたい方は、パタヤが最良の観光地となりえるでしょう。
タイの歴史や文化を学べる観光地
続いては、タイの歴史や文化を学ぶことができる観光地をご紹介します。
多くの寺院、そして古代都市を再現した「ムアンボーラン」があるバンコクでも、歴史や文化を学ぶことができますが、物足りなさがあるのも事実です。
そこで、タイの歴史や文化を深く学びたいという方には、街全体が古代遺跡群となる「アユタヤ」と、タイ族最初の王朝が築かれた「スコータイ」をおすすめします。
街全体が古代遺跡の「アユタヤ」
アユタヤは、バンコク中心部から北に約80km(バスで約2時間)離れたところにある都市で、古代遺跡が数多く現存し、その遺跡群は世界遺産に登録されています。
1351年にウートン王によって建都されて以来、ビルマ軍の攻撃を受けるまでの約417年にわたってアユタヤ王朝の都として、またタイの中心都市としてあり続けました。
アユタヤ遺跡には、首のない仏像が数多く存在しますが、それらはビルマ軍によって破壊されたものです。
その当時の悲惨な光景だけでなく、数ある遺跡を巡ってみると、タイの中心都市として栄えた歴史も垣間見ることができます。
アユタヤの主な寺院 |
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ワット・ヤイチャイモンコン |
アユタヤ王朝の初代王であるウートン王が1351年に建立した寺院。寺院名は「吉祥なる勝利の寺院」を意味し、最大の見どころである72mの大塔(1592年に建立)は、ビルマとの戦いに勝利した記念として建てられた。 |
ワット・マハタート |
アユタヤ王朝の3代目ボロム・ラチャシラット1世が1374年に建立した寺院。ビルマ軍の侵攻によって破壊され、修繕されつつも当時の状態のまま残されている。大木に埋もれた仏像の頭が有名。 |
ワット・プラ・シーサンペット |
アユタヤ王朝8代目ラーマティボディ(2世)が即位した1491年に建立された守護寺院。見所となる3基の仏塔には、同王と父、兄の3人の王の遺骨が納められていた。 |
ワット・ラーチャブラナ |
1424年に建立した大塔。他とは一線を画すクメール様式の造りが大きな見所。建立後、「訪れたら王は死ぬ」という噂が広まり、歴代王は誰一人として訪れなかったという逸話がある。 |
自転車やバイクを借りることもでき、自転車なら50B/日、バイクなら150〜200B/日と格安です。
徒歩での観光も可能ではありますが、暑く疲れてしまいますので、自転車またはバイクをレンタルすることをおすすめします。
どちらにも乗れないという方は、トゥクトゥクをチャーターしましょう。(相場:150〜200B/時間)
※バーツ/円の最新為替相場は、「Yahoo!ファイナンス」などでご確認ください。
タイ族最初の王朝が築かれた「スコータイ」
スコータイはタイ北部に位置する都市であり、かつてタイ族最初の王朝「スコータイ王朝」が開かれた場所です。
それ以前、この土地は絶大な勢力を誇っていたクメール帝国(現カンボジア)の支配下でした。
しかし、13世紀に入るとクメール帝国が急速に衰退し始め、この機を逃さんばかりとタイ族の祖先たちが反乱を起こし、戦いに勝利しました。
そうして他民族に先駆けて独立を宣言し、1238年にタイ族最初となる統一国家、スコータイ王朝が誕生したのです。(1436年にアユタヤ王朝の支配下に入る)
アユタヤと同様、スコータイにも歴史的な遺跡が残存し、当時の栄華を偲ばせる遺跡群は、その歴史的価値から世界遺産に登録されています。
スコータイの主な寺院 |
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ワット・シーチュム |
スコータイ王朝の7代目サイルータイ王が建立したとされる寺院。敷地中央の仏塔内には、パーリ語で「動かぬもの、変わらぬもの」という意味を持つアチャナ大仏が安置されている。 |
ワット・マハタート |
スコータイ王朝の中心寺院として13世紀に建立。スコータイ歴史公園内で最大の規模を誇る。 |
ワット・プラ・パーイ・ルアン |
クメール王朝初の仏教徒の国王ジャヤーヴァルマン7世が建立したとされる、スコータイで最も古い寺院。クメール王朝時代には宗教的役割を担っていたが、スコータイ王朝の誕生後は、上座部仏教寺院として利用されるようになった。 |
ワット・サパーンヒン |
標高およそ200mの小高い丘陵上に建つ寺院。寺院へ続く300mの道は石畳で形成されている。(寺院名のサパーンヒンは「石の橋」を意味する)寺院からはスコータイ歴史公園を一望できる。 |
スコータイには、アユタヤよりも古い仏像や寺院が多く、遺跡好きにはたまらない観光地です。
仏像や寺院のほかにも、ラームカムヘーン国立博物館もありますので、タイの歴史や文化を知りたい方は、国立博物館にも立ち寄ってみてください。
リゾート気分が味わえるタイの観光地
タイは、寺院巡りや買い物などが楽しめる主要都市での観光が人気ですが、リゾート地・避暑地でゆったりと過ごすのもおすすめです。
タイの主要な本土のリゾート地・避暑地は、タイ王族も訪れる海のリゾート「ホアヒン」と、タイの軽井沢と称される森のリゾート「カオヤイ」の2か所。
いずれも外国人からはあまり認知されておらず、タイ人がよく訪れるリゾート地・避暑地となりますので、ローカルな雰囲気が好きな方にピッタリです。
タイ王族も訪れるビーチリゾート「ホアヒン」
ホアヒンは、バンコクから南西へ約200km離れた場所にあるビーチリゾートで、バスなら約3時間30分で行くことができます。
タイのビーチリゾートというとプーケットやパタヤが有名ですが、プーケットはバンコクから遠いのが難点。
また、パタヤは夜遊びスポットが多いために、1日中ゆったりと過ごしたいという方には少々不向きな観光地と言えます。
しかし、ホアヒンはバンコクから近く、タイ王族の御用達であることから、街全体が静かで落ち着いているため、ゆったり過ごしたい方にとって最適なリゾート地となるでしょう。
ホアヒンの主な観光地 |
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買い物スポット |
ホアヒンナイトマーケット シカダマーケット プルーン・ワーンマーケット |
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アクティビティ |
テーマパーク |
ブラックマウンテン・ウォーターパーク ヴァナ・ナヴァ・ウォータージャングル |
ゴルフ |
ザ・バンヤン・ゴルフクラブ スプリングフィールド・ロイヤル・カントリークラブ サワンリゾート・ゴルフクラブ ロイヤル・ホアヒン・ゴルフクラブ パームヒルズ・リゾート&カントリークラブ マジェスティック・クリーク・カントリークラブ インペリアル・レイクビュー・ホテル&ゴルフクラブ ブラックマウンテン・ゴルフクラブ |
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娯楽 |
乗馬 ゾウ乗り(エレファントビレッジ) ワイナリー見学(試飲あり) |
ホアヒンは、ロイヤルリゾートとしての雰囲気が守られているために、騒音が発生するマリンスポーツが規制されています。
その一方で、ビーチでは乗馬体験ができるほか、至るところにゴルフ場がありますので、他のビーチリゾートとは異なったアクティビティが楽しめます。
タイ人から愛され続ける高原リゾート「カオヤイ」
カオヤイは、バンコクから北東へ約200km離れた場所にある高原リゾートで、ホアヒンと同様、バスなら約3時間半で行くことができます。
カオヤイはおよそ85%が森林に覆われており、その森林地帯の多くを占めるのが約61万5000haもの広大な敷地面積を有するタイ最古の国立公園「カオヤイ国立公園」です。
カオヤイ国立公園は、世界自然遺産に認定され、約2000種を超える植物、鳥類や哺乳類をはじめとする多様な野生動物、川や滝など、大自然が味わえる観光スポットとなっています。
また、ここでは、バードウォッチングやナイトサファリ、ハイキング・トレッキング、ラフティングなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。
カオヤイの主な観光地 |
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アクティビティ |
テーマパーク |
シーニカルワールド |
森林レジャー |
バードウォッチング ナイトサファリ ハイキング トレッキング エレファントトレッキング カヌー ラフティング |
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娯楽 |
ゴルフ ワイナリー見学(試飲あり) いちご狩り |
ほかにも、巨大テーマパーク「シーニカルワールド」、ゴルフやワイナリー見学、いちご狩りなど、アクティビティが満載。
高原地帯であることから、気温がそれほど高くはなく、一日を通して快適に過ごせます。
大自然が好きな方はもちろん、バンコクなど都市の暑さで疲れてしまった場合には、ぜひカオヤイに行ってみてください。
美しい海を堪能できるタイの島
タイは、アンダマン海(本国の西側)とタイ湾(本国の東側)に面し、観光化されている島から手つかずの自然が残る秘島まで、さまざまな島が存在します。
おすすめの離島は、「ピピ島」「サムイ島」「サメット島」「シーチャン島」「リペ島」。
タイの海というと「プーケット」や「パタヤ」が有名ですが、陸沿いの海とは違い、沖の海は非常に綺麗で、エメラルドグリーンの輝きに心打たれることでしょう。
また、人の少ない島ならではのゆったりと雰囲気によって、誰もが心安らかに、満足のいくバカンスになること間違いありません。
フェリーに乗る必要があったりと少々アクセスが悪いのが難点ですが、癒しを求めてタイに旅行される方は、旅の間に一度は島に行ってみることをおすすめします。
映画"ザ・ビーチ"の舞台となった「ピピ島」
ピピ島は、プーケットから南東に約45km離れた場所にある、珊瑚礁に囲まれたアンダマン海の秘島です。
ピピ島には、メインとなる「ピピ・ドン島」のほか、南に約10kmのところに「ピピ・レイ島」がありますが、ピピ・レイ島はレオナルド・デカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」の舞台となった島です。
この映画をキッカケにピピ島の神秘的な雰囲気や綺麗な海に目を奪われた観光客が増え、瞬く間に世界で屈指の観光島となりました。
観光客が増えたことで、島の入口となるピピ・ドン島はやや観光化されていますが、ピピ・レイ島はほとんど観光化されておらず、手つかずの自然が残っています。
透明度の高いエメラルドグリーンの海には、日本ではみられない魚が多く生息していますので、シュノーケリングやダイビングを体験してみるのも良いでしょう。
また、ボートで島を巡るアイランドホッピングもおすすめです。
アクセス方法(プーケット発) |
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バンコクから飛行機で行ける島「サムイ島」
サムイ島は、本国東側のタイ湾に浮かぶ島で、島の大半がココナッツの木で覆われていることから、別名「ココナッツ・アイランド」とも呼ばれています。
南国リゾートのような雰囲気を特徴とするサムイ島には、多くの人で賑わう東岸のチャウエン・ビーチやラマイ・ビーチをはじめ、計10を超えるビーチが存在。
北岸のメナウ・ビーチやチューンモン・ビーチは人が少なく穏やかで、南岸のタリンガムビーチでは美しい夕陽を眺めることができるなど、岸によって特色が大きく異なります。
北岸 |
バンポー・ビーチ メナム・ビーチ ボプット・ビーチ |
東岸 |
チョンモン・ビーチ チャウエン・ビーチ ラマイ・ビーチ フアタノン・ビーチ |
西岸 |
トンヤン・ビーチ リパノイ・ビーチ |
南岸 |
トンクルー・ビーチ パンカー・ビーチ |
サムイ島へのアクセスは非常に良く、多くの人が集まることから、他の離島よりも観光化され、ホテルやスパ、レストラン、買い物スポットが数多く存在します。
そのため、日本で言うところの沖縄のように、都会感と田舎感が相まったちょうど良い環境が好きな方にとって、サムイ島はうってつけの離島と言えるでしょう。
アクセス方法(バンコク発) |
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飛行機 |
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バス フェリー |
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手つかずの自然で秘島気分を味わえる「サメット島」
サメット島は、バンコクからバスとフェリーを乗り継いで、わずか3時間半で行ける離島です。
タイ人に人気が高い一方、外国人旅行者、とりわけ日本人にはあまり認知されていないので、日本人の少ない環境でゆっくりしたい方にピッタリ。
サメット島には、東岸のサイゲーオやアオウォンドゥアンをはじめ、ビーチが7か所ありますが、中でもおすすめなのが西岸の「アオプラオ・ビーチ」です。
東岸の賑やかな雰囲気とは違い、人が少なく、プライベートビーチのような静かで落ち着いた雰囲気があります。
また、湾になっているために波が穏やかですし、島のビーチで唯一、綺麗な夕陽が見られる点もおすすめのポイントです。
ビーチによって雰囲気が大きく異なりますので、各ビーチを廻ってみるのも良いでしょう。
北岸 |
アオクラン・ビーチ |
東岸 |
サイゲーオ・ビーチ アオパイ・ビーチ アオチョー・ビーチ アオウォンドゥアン・ビーチ |
西岸 |
アオプラオ・ビーチ |
南岸 |
アオキウナーノック・ビーチ |
サメット島の東岸にあるサイゲーオ・ビーチ周辺には、レストランやバー、マッサージ店、雑貨店などのお店があります。
この周辺を中心として、東岸にホテルが集まっていますので、宿泊される場合には、東岸を拠点とすると良いでしょう。
アクセス方法(バンコク発) |
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外国人旅行者が少ない「シーチャン島」
バンコクに近い島には上述のサメット島のほか、シーチャン島もあります。
シーチャン島は、バンコクとパタヤの中間付近に位置し、バンコクまたはパタヤからバスとフェリーを乗り継いで、約1時間〜2時間で行くことができます。
シーチャン島は、岩場が非常に多く、海水浴を楽しめるビーチが少ないので、リゾート地としてはあまり人気がありません。
しかし、人が少ないために秘島感を強く感じることができますし、観光化されていないために田舎ならではのゆったりとした雰囲気を味わうことができます。
バンコクやパタヤから日帰りで気軽に行けますので、人の目を気にせずにビーチで遊びたい方や田舎が好きな方は、ぜひシーチャン島に行ってみてください。
アクセス方法(バンコク発) |
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シラチャーで降りた後、トゥクトゥクなどで船着き場に行く際には、ドライバーに「シーチャンに行きたい」と伝えると、船着き場まで案内してくれます。
その美しさから"タイ最後の楽園"と称される「リペ島」
リペ島は、マレーシアとの国境付近(タイ南部)、マラッカ海峡に浮かぶ小さな孤島で、海の透明度はタイ随一を誇ります。
かつて秘境と言われた離島が次々とリゾート開発され、人が増えるにつれて美しい景観や海が失われている中、リペ島はまだまだ未開発状態で、手つかずに自然が残っています。
タイの数ある島の中でもアクセスが悪く、移動にかなり時間がかかってしまいますが、美しい景観や海を見る価値は大いにあります。
旅行日数が長い方は、”タイ最後の楽園”と称されるほどに美しいリペ島に、ぜひ足を運んでみてください。
人が少なくゆっくりと過ごせるので、日頃の疲れやストレスから解放されること間違いありません。
アクセス方法(バンコク発) |
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バンコクからはバスでも行けますが、かなり時間がかかってしまうのでおすすめしません。
プーケットから行く場合には、アイランドホッピング(フェリー)で「ピピ島」→「リペ島」というルートがありますので、船酔いしない方におすすめです。
ローカル感漂うタイの地方都市
タイ人のローカルライフを見てみたいという方は、「地方都市」に行ってみましょう。
タイには32の都市(うち2都市が自治区)がありますが、地方都市としておすすめなのが「チェンライ」「ナコーンラーチャシーマー」「ハジャイ」の3都市です。
この3都市は、バンコクやチェンマイ、プーケットなどの主要都市からのアクセスが良く、それでいて都会すぎず田舎過ぎず、ちょうど良い地方都市なので、タイ初心者でも気軽に行けて楽しめます。
さまざまな山岳民族が住むタイ北部の都市「チェンライ」
チェンライは、ミャンマーやラオスとの国境に接するタイ最北の主要な地方都市で、チェンマイから北東に約180km離れた場所にあります。(チェンマイからバスで約3時間)
チェンマイ市内・郊外には、さまざまな山岳少数民族が暮しており、「ランナー文化」呼ばれる北部独自の文化・伝統が今でも色濃く残っています。
なお、市内での観光スポットはそれほど多くありませんので、市内観光というよりも山岳民族をメインとして訪れると良いでしょう。
チェンライの主な観光スポット |
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寺院 |
ワット・プラケオ ワット・プラシン ワット・ロンクン ワット・プラタート・ドイワオ |
アクティビティ |
山岳少数民族トレッキング(ツアー) エレファントトレッキング クルーズ/ラフティング フィッシング ダチョウライディング |
大自然を堪能できるタイ東北部の都市「ナコーンラーチャシーマー」
ナコーンラーチャシーマーは、タイ東北地方(イサーン)における最大の都市です。
イサーン観光の最大の魅力と言えるのが、古くからタイ人に親しまれている本場の郷土料理「イサーン料理」を食べることができる点にあります。
イサーン料理は、辛味と酸味のバランスが絶妙で、タイの主要都市でも食べることができますが、やはり本場のイサーン料理は味が全然違います。
ナコーンラーチャシーマーは、イサーンにおける最大の都市であることから、交通の利便性が非常に良いので、タイ初心者のグルメ旅行に最適。
ナコーンラーチャシーマーに行き、ぜひ本場の美味しいイサーン料理を体験してみてください。
主なイサーン料理 |
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ソムタム ラーオ |
青パパイヤやとトマト、いんげん、ピーナッツ、発酵させた蟹などを混ぜたサラダ。タイ料理の「ソムタム タイ」よりも辛味・酸味が強い。 |
ガイヤーン |
ナンプラーや砂糖、唐辛子などで味付けした鶏の丸焼き。 |
ラープ |
肉や魚を炒めて、ハーブ、ナンプラー、唐辛子、ライム、煎り米粉で和えた料理。 |
ネーム |
麹発酵させたもち米と豚挽肉を混ぜ合わせた、豚肉のソーセージ。 |
また、市内には多種多様な観光スポットがあるほか、イサーンならではの人の温かみやのどかな風景など、楽しめる要素がたくさんあります。
ナコーンラーチャシーマーの主な観光スポット |
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寺院など |
ワット・バンライ ワット・サラロイ ワット・パヤップ ワット・パーラックローイ ピマーイ歴史公園 |
デパート |
The Mall ターミナル21 クランプラザ |
動物園 |
ナコーンラーチャシーマー動物園 |
近隣には既に紹介した高原リゾート地「カオヤイ」がありますので、時間がある方は、ナコーンラーチャシーマーとカオヤイをセットで観光してみてはいかがでしょうか。
マレーシアとの交通の要所を担うタイ南部の都市「ハジャイ」
タイ南部を観光するなら、交通の利便性が高く、都会感と田舎感が混じり合う「ハジャイ」がおすすめです。
ハジャイは、タイ南部に位置する地方都市で、マレーシアとの交通の要所を担っています。
このことから、マレーシア人、マレーシアから来る外国人が多く滞在し、地方都市でありながらも活気づいています。
ハジャイの街並みはイスラム色が強く、仏教の国でありながらも雰囲気が異なりますので、一味違ったタイを肌で感じたいという方にピッタリな都市と言えるでしょう。
また、ハジャイ国際空港があるほか、各都市へ多くのバスが運行しており、タイ初心者でも迷わず行くことができる点も、ハジャイをおすすめする理由の一つです。
ハジャイの主な観光スポット |
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寺院など |
ソンクラー セントラル モスク ワット・ハジャイ ハジャイ市立公園 |
デパート |
セントラルフェスティバル リー ガーデン プラザ |
買い物スポット |
キムヨン・マーケット Asean Trade Bazaar |
アクティビティ |
ゴルフ 海水浴(サミラー・ビーチ) |
タイ南部は他の地域とは違う雰囲気があって面白味がありますが、テロに注意を払うようにしなければなりません。
テロが多発しているのは、主にマレーシア国境付近の「ナラティワート」「ヤラー」「パタニー」の3県であるものの、以前にハジャイでもテロと思わしき事件が発生しています。
外務省の「海外安全ホームページ」で安全状況を確認してから、ハジャイを含めたタイ南部を旅行するようにしましょう。
タイの観光地に関するまとめ
タイというと、「バンコク」「チェンマイ」「プーケット」「パタヤ」の4都市が有名ですが、ほかにも高原リゾートやビーチリゾート、離島など、魅力的な観光地が数多くあります。
有名な観光地では、外国人向けの施設が多かったり、交通の利便性が良いなど、観光化されていますので、タイへの渡航経験が少ない方にうってつけ。
地域によって雰囲気が大きく異なりますので、タイへの渡航経験が多い方は、さまざまな地域に足を運び、特有の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、「タイの観光名所!バンコク・チェンマイ・アユタヤなど各地の名所を完全網羅!」では、タイの名所をご紹介しています。
タイの観光地について深く知りたいという方は併せてお読みください。